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2008年6月例会報告


名称 : 6月例会「苦楽を共にし、強まる絆」

日程 : 2008年6月21日(土)〜22日(日)

場所 : 比叡山 居士林

担当 : 拡大広報委員会



















 平成20年6月21日(土)、22日(日)の二日間、比叡山延暦寺において「苦楽を共にし、強まる絆」と銘を打ち、6月例会 一泊研修を行いました。

 21日の早朝、新藤会員のご好意で藤精機株式会社様の駐車場をお借りし、5:30集合という早い時間にも関わらず皆様遅れることなく集合して頂き、予定より早い5:50にバスが出発することが出来ました。バス中では二日間の過酷な修行を想定し、スケジュールと注意事項の説明を行い、各自英気を養っていただきました。途中高速道路が通行止めというアクシデントはありましたが、運転手さんの判断でルート変更して頂き、予定より20分早く大津SAにて昼食を取ることが出来ました。また、都合により朝から参加出来なかった新藤会員もここから合流しました。

 道路が空いていた事も有り、予定より1時間早く比叡山 延暦寺に到着し、ここで峰岸監事も合流しました。居士林に到着後入所式までの1時間は自由行動とし、各自居士林の周りを散策しました。

 14:20、三枝会員の司会により若尾副会長の開会宣言で開会、その後15:00より居士林の入所式が行われ居士林のスタッフにより研修中の注意事項や研修内容を説明して頂き、16:30より釈迦堂に移動し坐禅止観の説明を受けた後、実践を致しました。初日ということも有り15分の坐禅でしたが、心を静めるより坐禅の苦しみに耐える事で精一杯でした。18:00より最初の夕食、合掌をしながら食堂に移動し食事作法の実践をしました。食材への感謝の気持ちを込めながら食事をする事により今年度の活動方針にもあります「物を無駄にしない、粗末にしない」という道徳観念を養う事が出来ました。また、一切音を立てずに食事をするという食事作法の難しさを痛感しました。その後道場に戻り19:00より比叡山についてのビデオ放映、過酷な修行である千日回峰行についての知識を得ました。赤野会員と風間会員より千日回峰行について素晴らしい意見と感想をして頂き、比叡山の方もとても参考にしていました。20:00より3グループ゚に分かれ入浴、1グループ15分という短い時間でしたが素早く入浴し、何とかスケジュールをこなすことが出来ました。その後21:00には就寝、そんなに早く眠れないと思いましたが、慣れない修業のせいかすぐに皆の寝息が聞こえてきました。

 22日、生憎の天気でしたが5:00に起床し15分で支度を済ませ坐禅止観へ向かいました。その途中、前日ビデオで観た千日回峰行の行者に合えるという思いがけない幸運もあり、皆朝からテンションが上がった事と思います。その後2回目の坐禅止観、前日の倍にあたる30分の坐禅でしたが1日目で慣れたのか意外と早く終わってしまいました。6:30より浄土院に参拝し、その歴史を教えて頂きました。7:00より釈迦堂にて体操をしました。普段何気なくしている事でもしっかりとイメージしながら望むことで短い時間でしたがいい汗をかくことが出来ました。7:30より居士林の清掃をし、一泊させて頂いている施設に感謝の気持ちを込め、皆一生懸命に清掃に励み、また、早く終わった人は他の人を手伝うという助け合いの精神を学ぶことも出来ました。8:00より朝食は、2回目という事もあり大分音を立てずに食事をすることが出来ましたが、それでも音を立ててしまい指導員からのお叱りを受けました。普段大声で叱られる事もあまり無いので、皆一気に気が引き締まったと思います。9:00より写経を行いました。長時間正座をしながら黙々と心を込めてお経を写すのは思っていたより大変で、かなりの忍耐力が養えたのではないでしょうか。11:00より居士林の所長より法話をして頂きました。仏教の理念を教えていただき、自分自身を鍛えること、人の悲しみや喜びを共に分かち合う大切さを学び、これからの青工会の発展や会社経営の参考になりました。12:00より最後の昼食は3回目という事もあり、ほとんど音を立てずに食事が出来ました。食べ物に感謝する気持ちや物を大切にすると言う気持ちが養えた結果だと思います。13:00より退所式を行いました。最後のお経を唱え、赤野会員より2日間の感想を発表して頂きました。長かった修業も終わり居士林を出る時には誰に言われた訳でもなく自然と背筋を伸ばし、皆毅然とした態度で整列しました。その姿を見た時に皆この修業で得たことをしっかりと身に付ける事が出来たと確信致しました。最後に居士林の皆様と大きな声でお別れをしました。

 帰りのバスの中で山本会員の司会で閉会セレモニーを行いました。長田耕一会員、長田守礼会員、赤野会員の誕生祝いをし、小松会員、生野会員、三枝会員、山本会員、風間会員、田原会員、手塚会員、丸山会員、中込会員、水地会員より2分間スピーチが行われ、内田監事より監事講評を頂き、原副会長の閉会宣言で閉会しました。その後、バスの中で懇親会を開催し、皆で2日間の修業の辛かった事やそこで得た事など多くの事を語り合い、大いに盛り上がりました。

 反省点としまして、比叡山との話の行き違いで部屋割りがバタバタしてしまい最初から皆様に迷惑を掛けてしまった事があります。

 今回の研修を行うことにより団体行動での協調性の大切さや助け合いの精神、物を大切にすると言う道徳観念を養う事が出来、決められたスケジュールで行動することにより時間の大切さを再認識する事が出来ました。どれも当たり前の事ですが、きっちり管理された生活の中で行うことによりそれを疎かにしていた自分に気付くことが出来ました。これらの経験を活かし、今後の青工会活動や会員企業がより良く発展していく事が出来ると感じました。

 また、一泊の例会を企画するにあたり何度も挫けそうになりながらも委員長として例会に対する想いや、それを成功させるという強い意思を持ちながら望むことで、いつも先輩方より教えて頂いております「困難に立ち向かいそれを乗り越える事により人は成長していく」という事を実感致しました。

 最後に、何度も議論をして頂きました役員の皆様、最後まで付いてきて頂いた拡大広報委員会の皆様、忙しい中スケジュールを調整して頂き参加していただいた会員の皆様、そして会員の家族の皆様や会員企業の皆様の理解とご協力の上で今回の例会を無事終えることが出来ました事を心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

拡大広報委員会 委員長 長田耕一





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