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by 山梨青年工業会
 


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☆★☆★☆【 青工会メールマガジン 第79号 (2009/02/13) 】☆★☆★☆
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2月になり日もだんだん長くなってきましたが、まだまだ寒い日が続きま
すね。皆様も年度末が近づき、慌しい日々をお送りかと思いますがラスト
スパートで頑張っていきましょう。メルマガも本年度、ラストスパートで
走りきりたいと思います。それではメールマガジン79号スタートです。

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 【今月のメニュー】
   ◆会長からのひとこと  −− 橋爪会長より
   ◇1月例会のご報告   −− 営業開発委員会
   ◆2月例会のご案内   −− 経営研究委員会
   ◇新入会員紹介(4名) ーー ツヨシーズ 田中 剛さん
               ーー (有)金丸塗装防水 金丸 裕さん
               ーー (株)土屋工業 土屋 仁さん
               ーー (株)小野石材店 照山可純さん
   ◆シニアリレーコラム  −− 私が語ります!秋山直子シニア
   ◇「私の業界の今」   −− 佐久間利和さん
   ◆「中国投資」(その7) −− 内田監事
   ◇Enjoy活字Life−− 秋山由里さん
   ◆編集後記
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       ★〜〜〜 会長からのひとこと 〜〜〜★
    山梨青年工業会 平成20年度 第37代会長 橋爪千春
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2月に入り花粉症が本格的になりつつある今日この頃です。先月40歳を
迎えたのですが、節分の時の豆を数えるのも年々大変になっていきます(
笑) 我が家では2回豆を数えなくてならないので余計に大変です。1回目
は食べる為、2回目は厄地蔵さんに持って行く為に・・・。皆さんは厄地
蔵さんをご存知ですか?甲府市湯村温泉郷北側の塩澤寺。そこに居るお地
蔵さまが、年に1度だけ(2月13日の正午から14日の正午まで)耳を
開いて願いを聞いてくれる。というのが厄除け地蔵尊祭り(厄地蔵さん)
です。その日は温泉郷の通りにびっしりと屋台が出ているので、それも楽
しみに子供の頃から毎年欠かさず行っています。(昨年度のメルマガのコ
ラムでハッシーが書いていた「卵入りたこ焼き」は、実はこの祭りの屋台
で見つけたものらしいです。)
この厄地蔵さんの時期になると「もうすぐ青工会も年度変わりだなぁ」と
毎年思います。今年も飯島次年度会長のもと着々と次年度への準備が進ん
でいます。残りわずかな20年度ですが楽しみながらしっかりと全うして、
次年度へバトンが渡せるようにしたいと思っています。会員の皆さんも何
かと忙しい時期だと思いますがよろしくお願いします。

1月例会「ネットを活用した事例発表」では多くの皆さんの参加ありがと
うございました。会員による実際にビジネスにネットを活用している話に
いろいろと影響・刺激を受けた事と思います。また、外部の講師を迎えた
時以上に皆さんが真剣に耳を傾けている様子が印象的でした。身近な仲間
の言葉だからこそより心に響くのだと思います。発表した数野会員・吉野
会員・田中会員・三森直前・赤沼委員長の5人の発表者も、聞く側にしっ
かりと理解して貰えるようにと当日までに何度も練習を重ねてきました。
その甲斐もあり、例会後の新年会とした懇親会の場でも「今回のような会
員の手作りによる例会は良いね」などの声もたくさん聞きました。本当に
いい例会になったと思います。発表者の皆さんお疲れ様でした。また、企
画・運営した営業開発委員会の皆さんもご苦労様でした。

1月28日には「横内県知事との県政ひざづめ談義」が行われました。今
回の参加者は役員を中心とした20名となりました。今後の山梨のものづ
くり産業等についてなど、皆さん自分の意見・質問を投げかけ、それにつ
いて知事に答えて頂くという形で進行しました。予定より時間を頂く程話
も盛り上がり青工会としても大変有意義な場になったと思います。この模
様は、翌29日付けの日経新聞山梨版にも大きく取り上げて頂きました。
詳しい内容報告は後日皆さんに見て頂けるよう制作中ですのでお楽しみに!

14日のバレンタインデーは2月例会「昭島青年経営者クラブ(AIJ)
との合同例会」です。6回目の合同例会となる今回は、甲州市勝沼の「ぶ
どうの丘」にて行います。お互い会としてはよく知っていて懇親も深めて
いますが、会員どうしがよりお互いを知り懇親を深められるように、出席
者全員の自己紹介やディスカッション・懇親会を通じて会員個人個人を知
ろう!という内容となっております。青工会発足当時からのお付き合いで
あるAIJさん。そのAIJ会員の皆さんの事をもっとよく知り、我々個
人の事ももっと知って頂く事で、これからもお互いの友好を深め切磋琢磨
出来る良い関係が築けるのではないかと思います。ぜひ皆さん多くの参加
をお願いします。当日は名刺交換も活発に行って頂きたいと思いますので、
しっかり名刺を用意しておいて下さいね。

それでは、今月も元気よく Enjoy Life Enjoy 青工会で参りましょう!!


□■ 1月例会のご報告 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■□──────────────────◆◇ 営業開発委員会 ◇◆


平成21年1月21日(水)甲府商工会議所にて1月例会「ネットを活用した事
例発表」が開催されました。

昨年から今年度にかけてインターネットビジネスをテーマに活動してきて
今回の例会は総決算の気持ちで行いました。

この事例発表を聞くことにより、ネットビジネスの可能性を実感していた
だき、不景気の中でも、会員企業のビジネスチャンスが少しでも拡大する
ことを事業目的とし、ネット(デジタル)を活用していても一番大切なの
は人と人であり、アナログ的な営業戦略の大切さを感じていただくのが目
的でした。

この例会を通してメンバー全員が「自己研鑽」できたかと思います。営業
開発メンバーと三森直前会長が、1つに力を合わせて例会を開催でき、成功
させ、そして開催後は多くの会員からのネット活用への質問・相談・激励
の言葉をいただきました。本当にありがとうございました。


□■ 2月例会のご案内 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■□──────────────────◆◇ 経営研究委員会 ◇◆


皆様日頃大変お世話になっております。
経営研究委員会委員長 志村 雄です。
来る、2月14日(土)に行われます2月例会の案内をさせて頂きますの
でご確認下さい。

2月例会では毎年恒例となりました「AIJ合同例会」を開催します。A
IJの方々の事をご存知の会員の方はどのくらいいらっしゃるでしょう
か?是非この例会をきっかけに、これまで良いお付き合いを続けてきた、
AIJの方たちと絆を深めてください。またまったくご存知ない方は新た
な絆を作って下さい。

例会の内容としまして、参加者全員による自己紹介、グループに分かれて
のディスカッション、そして懇親会となります。自己紹介におきましては
自らをプレゼンするつもりで、一人1分間行っていただきます。 

事前に自己紹介内容を各自考えてください。

続くディスカッションの議題は以下の通りです。
1.趣味、家族、休日、感動、食、愛、より1議題行います。
2.人材育成、顧客満足、経営戦略、地域貢献、組織活性、リーダーシッ
  プ、より1議題行います。
3.ビジョン!!での議題で行います。

全部で3議題をグループに分かれて行いますので、こちらも皆様ぜひ自ら
を見つめなおす機会として、事前に少しイメージしておいて下さい。

土曜日のほぼ一日という長い例会になりますが、めったにない貴重な時間
にするために委員会としても全力で例会運営を行っていきます。
そしてこの例会は通常の例会と違い、懇親会まで含め2月例会になります。
皆様一日を通して、沢山の方とコミュニケーションをとって下さい。

2月例会
日程 平成21年2月14日
場所 勝沼ぶどうの丘
受付 PM13:15
開始 PM13:45〜
終了 PM20:30
登録料@3,000円
(登録料につきましては、途中参加、途中退席される方からも頂きます。
ご承知下さい。) 

ぶどうの丘HP
http://budounooka.com/

またお酒が絡む例会となりますので、バスの手配を致します。

アピオ甲府様発ナイアガラ様(功刀数也様会社)経由勝沼ぶどうの丘行き
送迎バスがで ますのでこちらも是非ご利用下さい。
 
 出発:アピオ甲府様 11:45出発(担当 飯島副委員長)
   ↓(現在アピオ参加者 丸山会員、花輪会員、三枝会員、長田(耕)
     会員、秋山会員、赤野会員、
   ↓             宮下会員、茂呂(哲)会員、宮澤会
                 員、篠原会員、水地会員、中込会員)
 経由:ナイアガラ様(功刀数也様会社)12:00出発(担当 古守会員)
   ↓(現在ナイアガラ参加者 塩沢会員、三森会員、生野会員、新田
     会員、中島会員、照山会員、功刀会員)
   ↓               
 帰着:勝沼ぶどうの丘

となります。
まだバスにはゆとりがございます。
乗って行かれる方がいましたらご連絡よろしくお願いいたします。
りのバスにつきましては例会終了後同じルートを経由して帰りますので
よろしくお願いいたします。

またAIJの方々と名刺交換をする機会があるかと思いますので、皆様名
刺をお持ちいただきますようお願いします。


☆★ 新入会員紹介 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
★☆──────────── ◆◇ ツヨシーズ 田中 剛さん ◇◆

[1]会社名        tsuyoseeds(ツヨシーズ)
[2]青工会会員名     田中剛
[3]事業内容       Webサイト制作・Webコンサルティング
[4]従業員数       1名
[5]主要設備       パソコン1台
[6]企業分類       ICT支援
[7]郵便番号と所在地   〒400-0105 甲斐市下今井4-31
[8]電話番号       0551-30-9030
[9]FAX番号      0551-30-8062
[10]ホームページURL  http://www.tsuyoseeds.net

[11]入会理由:
様々な業種の方と、仕事でのお付き合いはさせていただいていますが、仕
事を抜きにした『仲間』というお付き合いを多くしたいと思い、入会を希
望しました。経営者という立場の方々とお付き合いさせていただくことで、
ただ楽しいだけでなく、学べることがたくさんあると考えています。

[12]自己PR:
家族・仕事・遊び・青工会のバランスを大切にしながら、可能な限り積極
的に参加したいと思います。以前は自信があった『体力』『飲み』に自信
がなくなってきているので、それに変わるものを見つけていきたいと思い
ます。
ご指導のほどよろしくお願いいたします。


★☆──────── ◆◇ (有)金丸塗装防水 金丸 裕さん ◇◆

[1]会社名      有限会社 金丸塗装防水
[2]青工会会員名   金丸 裕
[3]事業内容     建築改修、建築塗装、建築防水
[4]従業員数     3名
[5]主要設備     無し
[6]企業分類     建築業
[7]郵便番号と所在地 〒409-3807 中央市若宮47−3
[8]電話番号     055-273-3513
[9]FAX番号    055-273-3513
[10]ホームページアドレス  

[11]入会理由:
今までの仕事の中で、異業種の方々との付き合いも少なく、又私自身、色
々な人々の意見を聞き、経営の仕方や人との付き合い方を学びたいと思い、
入会させて頂きました。まだまだ、右も左もわからない若輩者ですが、今
後ともよろしくお願いします。

[12]自己PR:
体力だけが自慢の何の取り柄も無い、ちょっとイカツイ何処にでも居そう
な好青年?です。プチ自慢になりますが、小学校1年生から続けている剣
道の腕前は三段です。ナカナカかな?今でも高校一年生の息子と一緒に頑
張っています!


★☆────────── ◆◇ (株)土屋工業 土屋 仁さん ◇◆

 [1]会社名       株式会社 土屋工業
 [2]青工会会員名・役職 土屋 仁 代表取締役社長
 [3]事業内容      屋根防水工事、外壁防水塗装、
            屋内塗り床工事、耐震工事
 [4]従業員数      15人
 [5]主要設備      なし
 [6]企業分類      建設業
 [7]郵便番号と所在地  〒400-0062 山梨県甲府市池田1−4−20
 [8]電話番号      055-251-4062
 [9]FAX番号     055-251-1545
 [10]ホームページアドレス http://www.wp-tcy.co.jp

[11]入会理由:
異業種の方々と出会い交流してたくさんのことを学び、自分の中に取り入
れていきたいと思い入会しました。

[12]自己PR:
高校卒業以来身長は変わりませんが、体重は30kg増の典型的メタボボ
ディーですが、スポーツもそこそこ何でもこなせます。機会がありました
ら、ご一緒させていただけたらと思っております。


★☆───────── ◆◇ (株)小野石材店 照山可純さん ◇◆

[1]会社名        株式会社小野石材店 
[2]青工会会員名     照山可純 
[3]事業内容       墓石・建築石工事設計施工、
            土木造園工事設計施工 
[4]従業員数       31名 
[5]主要設備       切削機、研磨機、穴あけ機他
[6]企業分類       建設・製造・小売
[7]郵便番号と所在地
本社 〒400-0805 山梨県甲府市酒折2-3-11 
営業本部・展示場 〒406-0034 山梨県笛吹市石和町唐柏457
上野原営業所 〒409-0112 山梨県上野原市上野原504-1
横浜営業所 〒245-0053 神奈川県横浜市戸塚区上矢部町1434-1  
[8]電話番号 
本社 055-235-3042
営業本部・展示場 055-262-6281
上野原営業所 0554-62-1483
横浜営業所 045-811-8284
[9]Fax番号
本社 055-233-8679
営業本部・展示場 055-263-6281 
上野原営業所 0554-62-1666
横浜営業所 045-811-8284
[10]ホームページURL http://www.stone-ono.co.jp

自己及び会社PR
この度入会させていただきました株式会社小野石材店の照山可純と申しま
す。入会式でもお話しさせていただきましたように、私は生まれながらに
しての山梨県人ではなく、まだ山梨歴2年半の若輩者でして、山梨県に関
しては「超」が付くほどの初心者です。現在もカーナビがないとなかなか
行動範囲が広がらない状況です。このような状態ですので、当然のことな
がら山梨県内では知人友人も微々たる数であり、行動範囲と同様、人の輪
もなかなか広がりません。人の輪が広がらないと自分の視野も広がらない
わけで、これでは自分が段々と小ぢんまりとした人間になってしまうので
はないかという危機感が募り、正直なところ焦っておりました。そんな時、
弊社の常務と中島正裕さんが知り合いということもあり中島さんから青工
会を紹介していただきました。
これで現状よりは良くなるのではとホッとしつつも、入会させていただい
た以上真剣に活動に取り組まなければならないというプレッシャーも感じ
ております。ただしこれは心地の良いプレッシャーであり、自分にとって
かなり良い刺激になることは間違いないと思います。まさに自己研鑽の場
であります。
とは言うものの、まだ右も左も前も後も分からない状態です。まずは少し
でも早く青工会に慣れ、皆様に一歩でも近づくことを念頭に置き取り組ん
でまいりたいと思いますので、何卒ご指導の程、宜しくお願い申し上げま
す。

現在は目下、活動趣意書を覚えるべく会員手帳を見ながらブツブツとつぶ
やいている日々です。周りからはかなり怪しい目で見られています。


□■ シニアリレーコラム 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■□──────────◆◇ Assist project 秋山直子シニア ◇◆

Q1.近況をお聞かせいただけますでしょうか。
 
ITに関わる仕事として、会計・給与・販売管理・顧客管理などの業務用
ソフトの導入指導、入力代行などの仕事をしています。
また、お客様のニーズに合った、ホームページの作成もさせていただいて
おります。昨年よりITコーディネーター山梨のメンバーにもなり、会社
の事業分析による経営戦略書の策定や、経営者セミナーなどの開催なども
行っています。
会計の仕事をしている関係上、お金の相談(資産の運用等)も受けますの
で、年金や投資などのアドバイスもさせていただいております。ラッキー
なことに、素晴らしいお客様や関係会社さまに恵まれて、仕事も増えてお
りまして、毎日あたふたと東奔西走してますね。ポリシーとして、「ビジ
ネスに関係するすべての人が、ハッピーになる仕事を目指します」ので、
お役に立てることが
ありましたら、誠心誠意頑張ります。是非お声がけ下さいませ。
プライベートでは、今でも何人かの青工会のメンバーと食事会や遊んだり
しています。いつもお誘いいただいてありがとうございます。また、昨年
の父の葬儀ではたくさんの青工会の皆さんにご会葬いただいて、本当にあ
りがとうございました。 

Q2.本会在籍時の印象深い思い出をお聞かせいただけますでしょうか。

製造業ではないので、最初は工業用語が全くわからず、新しい発見や驚き
がたくさんありました。「ボール盤」と聞いて、段ボールのことかと思い
ましたから(笑)。何社かを訪問させていただいて、いろいろな機械を見
せていただけたので、勉強ができて楽しかったですね!また何といっても、
委員長の時に、青工会のホームページの作成と、この青工会メルマガの発
行を手掛けることができたことです。コンセプトの立案から、デザイン、
構成まで試行錯誤でしたけれど、志村会長(当時)、三森副委員長(当時)
はじめ、皆さんのご協力で何とか完成することができました。それが現在
に至るまで、こうして続いていることが本当にうれしいですし、ちょっぴ
り誇りにも思っております。

Q3.今の本会に要望や期待することがありましたらお願いします。
 
例会内容や活動内容を拝見していますと、既成概念にとらわれずいろいろ
な発想で行われていて、本当に素晴らしいと思います。

今の会員さんは様々な経験ができて幸せですね。こういった会の経験を生
かして、自分ができること(スキルやアイデアや体力etc...)の幅
を積極的に拡げていって、今の社会に貢献していっていただけたらと思い
ます。また、単年度の活動ばかりではなく、何年かにわたっての継続事業
を行っていくことで、何か社会的な活動(環境問題や、青少年育成など)
をしていただけるといいなと思います。

Q4.その他、何かございましたらお願いいたします。

青工会で活動できる年数には限りがあります。この短い期間に得られるも
のは、経験にしろ、人とのつながりにしろ、とても貴重ですし、二度と得
ることはできません。ですので、いろんな事情はあるとは思いますが、せっ
かくのチャンスを生かして積極的に参加していただくといいと思います。
関わった分だけ手にするものは大きいですよ!

<秋山直子シニア、ありがとうございました。
    次回は、三井建設工業(株) 鈴木茂夫シニア、
                   よろしくお願い致します。>


□■ 「私の業界の今」 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■□──────────◆◇ (有)おかめ鮨 佐久間利和さん ◇◆

「食」について

 昨年は、寿司屋の業界でも原油高により、さまざまな影響がありました。
イカやサンマが食卓から消えるというメディアの報道をまだ皆さん覚えて
いますか?結局イカもなくなることはなく、サンマも例年通りに食べるこ
とができたと思います。しかし、影響がなかったというわけではなく、実
際には“魚の底値が高騰する”ということが起きました。
 (例、昨年は一匹10円のサンマが30円に
   今まで1キロ700円のマグロが1キロ1000円に)

 僕たちが、いつも仕入れているもの(ある程度高級魚)に関しては1割
から2割程度の値上げで収まりましたが、この“底値の高騰”が深刻に影
響するのが、安価で魚を仕入れて利益を出す加工業者、そして大手の回転
寿司チェーン店です。特に、マグロに関しては原油高の影響より、マグロ
の漁獲量が制限されてしまったことが影響しているので、今もなお以前よ
り3割から4割高い値段で購入しなければならない状態が続き、さらにこの
不況が追い打ちをかけの苦戦をしいられていると思います。

 皆様も御存知のとおり、値上げされたのは、魚だけでなく、光熱費や、
パック類、他の材料などすべてのものが上がりましたが、景気は冷え込む
ばかりでなかなか売値を上げることができないのが現状です。
また、中国産の食品の残留農薬問題や、国内の食品擬装問題がメディアで
毎日のように取り上げられています。ここまで、嘘偽りが僕たちの身のま
わりにあふれているのかと思うと、何を信じて安全だと判断して購入して
いいのか分からなくなってきます。

 さらに、消費者の多くは、今までなにも疑うことなく買い物をし、食品
に対して無知であることを知らされます。僕自身、調理師という立場にい
ながら無知の代表的な人間でした。 この食の価格と安全の問題は、飲食
店にとってかつてないほどの深刻な問題であり、弊社にも非常に重くのし
かかりました。

 しかし、食というのは身体を作るにあたって外部から取り入れる唯一の
ものであり、現在の自分の身体は今まで食べてきたものでできているといっ
ても過言ではなく、これらの一見暗いニュースは、弊社にとっては料理の
材料、経営方針を見直す大きなターニングポイントとなりました。
かつて弊社では、できるだけお客様においしいものを安く召し上がってい
ただきたい。という理念の元105円均一の回転寿司や安いお弁当などを販
売していたため、利益を得ようとするとどうしても安い食材(中国産の野
菜や、加工食品、また中国野菜を使って日本で加工している食品など)を
使わざるをえませんでした。また、回転寿司の一般的な原価率は50%ぐら
いなので、燃料高による値上げで全く利益が出なくなってしまいました。
そこで弊社では思い切って回転寿司を閉め、本店の通常の寿司に一本化し、
回転寿司は今まで来客が集中してしまってお断りしていた宴会の貸しきり
会場として使えるように改装しました。そして使う食材はできるだけ、生
産者の顔が見える食材を使用し“安心、安全”な食を提供できるように方
向転換をしました。まず、魚の仕入れを千葉の房総半島の先端にある館山
市の船形漁場より直接仕入れることにより、今までどおりのお客様に手の
届きやすい価格で、今まで以上に最高の“本物江戸前寿司”を提供。さら
に野菜も国内産を使用し、市場からだけではなく地元のJAの直売所からも
積極的に仕入れるようにしました。お肉も山梨県産ブランドのものを使用
しております。

 また、弊社では、食に関する正しい知識を身につけようということで、
昨年の12月より講師をお呼びして月例学習会を始めました。上記のような
問題を解決するためだけの学習会ではありませんが、食品や栄養のこと、
人間の体の構造のことに関して学んでいく会です。社員は全員参加し、そ
れ以外にもお客様や地域の方で興味がある人は無料で参加してもらってい
ます。これは弊社の経営ビジョンである“食を通じて地域に貢献する“こ
との一環であります。(また後日この学習会については青工会MLで紹介さ
せていただきます)

弊社では経営ビジョンにより大幅な転換をすることができましたが、仕入
れ値がかなり高くなってしまうため、すべての飲食店がすぐにこのような
切り替えをするのは難しいと思います。特に安い値段設定の大手外食チェー
ンは、この中国産の問題がかなり深刻な問題になっていることをいろいろ
と耳にします。しかしながらこれからの飲食店はただお客様に料理を提供
するだけでなく、そのことでお金をいただく人間がしっかりとした知識を
身につけ、お客様の安全を守る責任がありますし、お客様もそれを望んで
いると思います。吉野家がトン汁をやめてしまったのも、中国野菜を使用
していたからではないかと勝手ながら推測している次第です。

 この不況の中で、これからの飲食店は味や商品の設定、接客態度や空間
演出以外にもお客様が出せる金額、食の安心と安全、にバランスをとりな
がら顧客満足と信頼を得ていかなければこの厳しい時代を生き残れないと
思います。

すべての飲食店が、お客様の日頃のの食生活にも影響を与えるような“地
域社会の食文化の担い手である”という高い意識を持ち、お客様のために
取引業者さんや他店の方などと協力し、この食の問題に取り組むことがで
きれば業界全体がもっと良くなっていくと思います。


□■ 「中国投資」 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■□─────────────────────◆◇ 内田監事 ◇◆


中国投資失敗談(その7)

私が事業協同組合の運営で四苦八苦している頃、中国では友人のB氏が着
々と研修生の送り出し準備を進めていた。日本での受け入れ側を私が、中
国での送り出し側をB氏が担当するという役割分担をしていた。

中国では省政府機関とタイアップして研修生を送り出すことにした。
まず、省の技術専門学校の中に「日本研修コース」を作ってもらい、日本
に行きたい若者を集めた。1クラス40名の定員に対して500名以上の
応募があったが、独自の選考方法で絞った。選考基準は次の3つである。
1.    頭脳明晰であること(半年間の授業で日本語をマスターするため)
2.    人柄が良いこと(集団生活でトラブルを起こさないため)
3.    中流以上の家庭環境であること(“金”のために悪さをしないため)

20歳から27歳までの優秀な男女40名を合格とし、全寮制で半年間の
集団生活を送らせた。昼は日本語の勉強、夜は日本の文化について学習し、
集団生活を通して人柄を見極める内容とした。大卒はいなかったが、彼ら
は半年間で日本語の日常会話程度はマスターしてしまった。やはり優秀な
人間が多い。

この「日本研修コース」の開設は全て中国側の負担で行った(学生から授
業料を取った)ため、経費はあまり掛からなかった。というよりも、これ
までの投資でお金を使ってしまったので経費を掛けられなかったという方
が正しい。
中国側には我々のビジネスプランを提案した。つまり、
1.    専門学校は学生から授業料を取って運営する
2.    研修生として送り出す時には送り出し手数料を取る
3.    2年〜3年後に研修生が帰ってくる時には、我々とジョイントで中
国の日系企業に彼らを派遣する事業を行うというものである。彼らにとっ
てメリットのあるプランを提示し、できるだけ日本側の費用負担を減らす
ようにした。最初は「日本からお金を持ってきて投資して欲しい」と言っ
ていたが、日本に事業協同組合も設立されていることや将来的な可能性を
みて、我々の進め方に同意した。

さて、それから半年後、集団生活に馴染めず退学となった3名を除く37
名に対し卒業試験を行い、合格した30名を第一陣として日本へ送り出す
ことにした。この時、特に気をつけたことがある。それは“逃げないため
の保証をとる”ということである。

日本では中国人研修生が研修の途中で逃げてしまうというケースが多発し
ていた。彼らにとっては、研修手当として月額5万円もらうよりも、逃げ
て夜の街でバイトした方がお金を稼げるのだ。そのような“不法滞在”を
防がなければならない。もしも研修生が逃げてしまうと、受け入れ機関と
なった組合にペナルティーが課せられる。しかし日本の決まりでは「パス
ポートは取り上げてはならない」とか「研修手当はきちんと払わなければ
ならない」など、研修生の人権を重んじて“逃げないための方策”を取り
難くなっている。
そこで中国側で“逃げないための保証”をとるようにした。

その時には我々が提携している「武力を持った政府機関」が活躍してくれ
た。研修生とその親を呼び、「武力を持った…」の立会いのもとで本人と
親から保証書をとる。その時には、恐らくこのようなやり取りがあったの
だろう。
(武力を持った…)「お前、日本で逃げたらどうなるか分かっているんだ
ろな」
(研修生)「は、はいっ。絶対逃げません!」
(武力を持った…)「お前がいなくなったら親に責任とってもらうぞ。こ
の誓約書に親子でサインしろ!」
『研修生○○が途中で逃げた場合、親である△△が代わりに罪を負います。
財産没収の上、刑務所に入れられても構いません。何をされても構いませ
ん。』
【あくまでも私の想像です。実際は知りません。(でも、たぶん怖いやり
取りがあったのだろうなあ…)】

このように中国の準備が着々と進んでいる中で、日本の受け入れ機関とし
て機能すべき事業協同組合がゴタゴタしてしまった。
組合の事務所を2つに分けて理事長が高速道路別納制度を、我々が研修生
受け入れをはじめとするその他事業を担当するように総会に諮ったところ、
全てが否決されてしまったのだ。組合の総会で執行部案が全て否決される
などあり得ない。何らかの操作があったのだと思うが後の祭り。
私と先輩(副理事長)は組合の理事を辞めた。

困ったのは中国側である。我々の組合を当てにして送り出す準備を整えて
いたのに、「受け入れられない」では通らない。急遽、知人が理事長を務
めている東京の事業協同組合に話をして、ここを受け入れ機関とすること
にした。
私の会社も2名の研修生を受け入れた。23歳と27歳の男性。とても優
秀で性格もよく、仕事も一生懸命やっていた。従業員たちともすぐに仲良
くなり、一緒に社員旅行に行ったりレクリエーションをしたり。本当に質
の高い人材を選んで送ってくれたのだと感じた。

しかし1年後、彼らは突然逃げてしまった。      (次号に続く)


□■□■□■□■□ Enjoy 活字Life ■□■□■□■□■□
■□───────────◆◇ (有)昭栄精機 秋山由里さん ◇◆

著者名  瀬戸内寂聴   
主要作品 源氏物語の男君たち 源氏物語の女君たち(日本放送出版協会)
ジャンル  ???
コメント 2008年は源氏物語千年紀ということで盛り上がりましたが
     今年も引き続き、テレビで特集されたりやアニメが始まったり
     しています。私も高校の古文で勉強しましたが さっぱり意味
     がわからなかった記憶があります。そこで、現代語訳がおスス
     メです。で、これらは登場人物を深く掘り下げたものです。
     男と女はいつの時代も変わりないものなのかも、などと思いま
     す。。私も登場人物の女君たちと同じく光の君に惹かれてしま
     いますが朱雀帝のような人を探したいと思いました。もっと簡
     単に源氏物語の世界に入りたい方は『あさきゆめみし』大和和
     紀 講談社がおススメです。
 
     全く違うジャンルですが・・・
     いつもとてもカタイ本を読んでるイメージの三森さんが教えて
     くれた『オンリー・ミー 私だけを』 三谷幸喜 幻冬舎
     思わず声をあげて笑ってしまいます。
     三森さんの友人は電車の中で笑ってしまったそうです。
     三谷幸喜、その他いろいろありますがいつも笑わせてもらって
     います。頭を使いたくない時にはどうぞ。


………………………… <<<< 編集後記  >>>> ……………………………

今月も原稿を頂いたみなさんありがとうございました。
 今月は例会直前の発行になってしまい申し訳ございませんでした。
来月の『私の業界の今』は、山梨ユニフォーム(有)田中洋装の荒井雄一会
員にお願いしたいと思います。この不景気の中、話題になっているユニク
ロなんかに付いても教えていただけるかもしれませんね。よろしくお願い
致します。私が担当するメルマガも残り少なくなってしまいした。最後ま
で頑張りますのでよろしくお願い致します。
 今月は都合によりリレーコラムはお休みとさせていただきます。次回は、
株式会社 ミヤザワ 宮澤良治会員よろしくおねがいします
                         <<松下清人>>

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